ラ ドル知ヱ 美ータ。
ホテルビーナスへようこそ。
ホテル ビーナス
/ ビクターエンタテインメント
ワケありの流れ者たちがひっそり暮らすホテルビーナスに、ある日不思議な父娘が現れた。頑なに心を閉ざす娘に、ホテルの世話係でもあるチョナンは心を配る。それとともに、他の住人たちも少しずつ前へ向かって歩みだそうとしていく……。
とりあえず、全編ハングル語なのに、びっくり。全く違和感のないところが。
全編ハングル語というのも、モノクロの画面も、LOVE PSYCHEDERICOも異国情緒というよりもどこにもない異界情緒を醸し出している。暗い過去を抱えた人々が集う場所、ホテルビーナス。物憂げに流れる音楽も、乾いた空気感もさながら「バグダッド・カフェ韓国版」だ。(実際の撮影はウラジヴォストクらしい。)
足のカットが多い。
「目は口ほどにモノを言う」というが、「パンツの丈の絶妙な長さ」というのも相当モノを語っているというのは私の持論だ。
やっぱり草ナギ君のジーンズの着こなしは素晴らしく格好いいし、そのつま先がつむぎだすダンスも、この映画では大切な「言葉」になり得ていた。
中谷美紀、きれいだなと思う。煙草に火をつけるところとか、モノクロで際立つ白い肌とか。香川照之さんとの喧嘩シーンも壮絶で、その美しさがすごく切なかった。
そして、香川さんですよ。
あることをきっかけに医者であることをやめてしまった、のんだくれの「ドクター」役。
その絶望っぷりがまた、すさまじかった。
とてもいい映画でした。泣けました。が、ちょっとぶち壊しなキャスティングとシーンがあり・・・、観ればわかると思いますが、あれだけが残念でした。
■ネタバレ
・ボウイが、ビーナスに「強さって、何?」と問うところ泣いた。この子、ちょっと森山未來くんっぽい。
・あとは、やっぱり最後のホテル前での乱闘シーン。泣きじゃくるサイの涙は泣けた。
ワイフを殴られたドクターが激高するところが、トリ肌たった。
ドクターがドクターとして再び生きようとするところもいい。ていうか、香川さんがいい。あの、ウイスキーグラスをクルクル床で回すシーンも。
・で、そのドクターが医者を辞めるきっかけになった患者というのが、実は・・・ということに観終わったあと気がついて、がーーーんとなった。馬鹿。
/ ビクターエンタテインメント
ワケありの流れ者たちがひっそり暮らすホテルビーナスに、ある日不思議な父娘が現れた。頑なに心を閉ざす娘に、ホテルの世話係でもあるチョナンは心を配る。それとともに、他の住人たちも少しずつ前へ向かって歩みだそうとしていく……。
とりあえず、全編ハングル語なのに、びっくり。全く違和感のないところが。
全編ハングル語というのも、モノクロの画面も、LOVE PSYCHEDERICOも異国情緒というよりもどこにもない異界情緒を醸し出している。暗い過去を抱えた人々が集う場所、ホテルビーナス。物憂げに流れる音楽も、乾いた空気感もさながら「バグダッド・カフェ韓国版」だ。(実際の撮影はウラジヴォストクらしい。)
足のカットが多い。
「目は口ほどにモノを言う」というが、「パンツの丈の絶妙な長さ」というのも相当モノを語っているというのは私の持論だ。
やっぱり草ナギ君のジーンズの着こなしは素晴らしく格好いいし、そのつま先がつむぎだすダンスも、この映画では大切な「言葉」になり得ていた。
中谷美紀、きれいだなと思う。煙草に火をつけるところとか、モノクロで際立つ白い肌とか。香川照之さんとの喧嘩シーンも壮絶で、その美しさがすごく切なかった。
そして、香川さんですよ。
あることをきっかけに医者であることをやめてしまった、のんだくれの「ドクター」役。
その絶望っぷりがまた、すさまじかった。
とてもいい映画でした。泣けました。が、ちょっとぶち壊しなキャスティングとシーンがあり・・・、観ればわかると思いますが、あれだけが残念でした。
■ネタバレ
・ボウイが、ビーナスに「強さって、何?」と問うところ泣いた。この子、ちょっと森山未來くんっぽい。
・あとは、やっぱり最後のホテル前での乱闘シーン。泣きじゃくるサイの涙は泣けた。
ワイフを殴られたドクターが激高するところが、トリ肌たった。
ドクターがドクターとして再び生きようとするところもいい。ていうか、香川さんがいい。あの、ウイスキーグラスをクルクル床で回すシーンも。
・で、そのドクターが医者を辞めるきっかけになった患者というのが、実は・・・ということに観終わったあと気がついて、がーーーんとなった。馬鹿。
by kaioko
| 2007-10-07 02:27
| 映画・演劇
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