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ラ ドル知ヱ 美ータ。


イタリア旅行記/本/ライブ/映画/アート/まちあるきetc
by kaioko
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ラヴェンナ:モザイクの制作過程

サンタポッリナーレ・ヌオーヴォ聖堂の回廊に面白いものを発見。
モザイクの制作過程をミニチュアモザイクで再現したものである。
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①Siprende l’immagine del mosaico che si vuole realizzare.
(Si chiama cartone)


Cartone(カルトン=壁画、タペストリー制作用の原寸大下絵)






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②Sul cartone si appoggia un foglio di carta velina e si ricalcano le tessere su ambo i lati

カルトンの上に薄手のコピー用紙を置いて原画をトレーシングする
Appoggiare もたせかける,支える;(軽く)置く
Velina 薄手のコピー用紙
Ricalcono 透写,複写,トレーシング
Iato 側,(物体の)側面


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③Su una base di paglia pressata si prepara un supporto di grassello di calcee sabbia su zuesto si stampa il disegno e si inseriscono le tessere
石台(わらのベースの上に石灰?と砂で造る)に原画を複写し、石片をはめ込んでいく。
Paglia わら
Inserire 入れる,挿入する,差し込む
Tessera モザイク細工に用いられる大理石や石の小片


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④Ora il mosaico è terminato,ma si trova su una base provvisoria...
できた!でもまだ仮の状態・・・?
Provvisoria 仮の,臨時の, 暫定的な





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⑤Si incolla della garza sulle tessere usando della colla di coniglio
うさぎの膠でモザイクの上にガーゼを貼り付ける
Incollare のりで貼る,のり付けする





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⑥Si strappa il mosaico e questo è il retro che verra pulito e posato nel cemento
モザイクを剥がして、裏面を磨き、セメント台に固定する。






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⑦Ora la base definitiva ha fatto presa,quindi si tolgono le garze...
モザイク画が固定されたらガーゼを取る






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⑧E il mosaico è terminato
モザイクのできあがり

気の遠くなるような工程。これでもずいぶん分かりやすいように簡略化されているはずだ。
だとすると、今までみてきたモザイクの素晴らしさに改めて感嘆してしまう。
普通、鑑賞者は作品の最終形を見る。でも、たとえばブロンズ像や浮世絵でもその制作過程を知ると、たくさんの人々が作品にかかわり、たくさんの工程を経て造られていることが分かって、作品の鑑賞に面白みが増すものだ。モザイクもそんな芸術の一つだと思う。
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by kaioko | 2007-01-08 17:45 | エミリア・ロマーニャ2005・11

ラヴェンナ:サンタポリナーレ・ヌォヴォ教会

6世紀前半にラヴェンナを支配したゴート族のテオドリクス王が、イエス・キリストに捧げた建物。信じられないことだが、皇帝ではなく、蛮族の王が建てたものなのだ。
内部は明るく、金で装飾された豪華なモザイクが両側に光り輝く。
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「26人の殉教者の行列」
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「東方三博士と聖女の行列」
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by kaioko | 2007-01-08 17:25 | エミリア・ロマーニャ2005・11

ラヴェンナ:サン・ヴィターレ聖堂

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547年、大司教マクシミアヌスによって建造される。
不思議な形の概観に負けないくらいの複雑な内部構造。
さらに、天井にめぐらされた華やかなモザイクに圧倒され続けてしまう。
側面と奥の壁のモザイク画は、旧約聖書の場面が描かれている。
見所は何と言っても、ビザンティン皇帝ユスティニアヌスとテオドラ妃を描いた一対のモザイク。
こんな高い天井にどうやってこれだけのものを?と感嘆するばかり。
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by kaioko | 2007-01-08 17:21 | エミリア・ロマーニャ2005・11

ラヴェンナ:ガッラ・プラチディア霊廟

ローマ人の物語 (15)
塩野 七生 / / 新潮社

ちょうど、「ローマ人の物語ⅩⅤ ローマ世界の終焉」に、ラヴェンナやガッラ・プラチディアの記述が出てきたので、興味深く読んでいる。



ラヴェンナは402年から西ローマ帝国の首都になっている。
ホノリウス帝が、ここに宮殿を遷したためで、ミラノよりもラヴェンナのほうが、北方民族の脅威から逃れられると考えてのことらしい。
しかし、北方民族はやすやすとローマに侵入し、ラヴェンナも結局東ローマ帝国の支配下に入ってしまっている。
ホノリウス帝の浅はかな考えから、歴史の舞台に登場してきたラヴェンナにはしかし初期キリスト教時代やビザンチン様式のモザイクに彩られた教会や歴史的建造物で溢れている。

ガッラ・プラチディア霊廟 Mausoleo di Galla Placidia
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ガッラ・プラチディアはホノリウス帝の異母妹で、数奇な運命をたどった女性である。
ローマ帝国最後の皇帝であったテオドシウス帝を父に持ち、ゴート族の長の妻になり、一兵から共同皇帝にまでなったコンスタンティウス将軍の妃になり、皇帝ヴァレンティアヌスの母として七年間に渡って西ローマ帝国を実質的に支配した。


塩野七生によるその行政の評価は、同時期東ローマ帝国を実質的に支配していたプルケリア(テオドシウス二世の姉)に比べて残念ながら低いものとなっている。
でも、やっと権力を握ったラヴェンナの地で、自分や息子の権力を守るために、盲になってしまったのも仕方のない話であるとも思う。
ガッラ・プラチディアはラヴェンナの多くの大建造物の建設に関わったようで、文化の興隆には貢献したといえそうだ。
見逃してしまいそうな小さな十字型の建物に入ると、薄暗い窓から差し込む光が照らすのは、紺碧のモザイク。天井すべてがモザイクに覆われ、金色の星々がちりばめられた中に十字架が描かれている。あまりに小さくて見逃してしまいそうだが、この町で最古のこのモザイクは必見だ。アラバスター(雪花石膏)の窓から差し込む光はほの暗くだからこそ、瞑想的な気分に浸るころができる。どうしても写真は暗くなってしまうので、下は絵葉書の画像。
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by kaioko | 2007-01-08 17:13 | エミリア・ロマーニャ2005・11

ラヴェンナ:サン・ドミニコ教会・La Gardela


ポポロ広場へ戻り、聖ヴィターレ聖堂を目指す。広場から続く路地はいろいろな店が並んでとてもにぎやか。
途中で聖ドミニコ教会に立ち寄る。
なにやら催しものがなされている様子。入り口でそっと中をうかがっていると、受付からおばちゃんが2人出てきて、「寄ってけ、寄ってけ」とばかりに手招きする。どうやら、ラヴェンナのまちづくりに関するフォーラム的なものらしい。教会の内部でこういうことをやってしまうのが、いい意味でイタリアらしい。

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←足元の画面を踏むと、壁に画像が投影される。現代的モザイク?

壁に来場者の書いたメッセージが張られていた。
おばちゃんいわく、「昨日、日本の女の子が来てメッセージを書いていったの。あなたも書いて。」
そうして、その子が書いたメッセージを今度は「訳せ、訳せ」という。


えー、横浜市にお住まいのヨコヤマヒロコさん。あなたの書いたメッセージを私のつたないイタリア語で訳しましたよ。研究、頑張ってください。
(そこには「今日は思わぬところに来てしまった」と書かれていたのだけど、こういう思いがけなかったけど、来てしまった!(けど、良かった)というのはどうイタリア語で訳せば、感情が伝わるのでしょうかね。誰か教えてください。)
私も、イタリア語で書いたメッセージを貼ってきた。

しばらく歩くと、Via Ponte Marinoという通りにぶつかる。どこにも、橋らしきものはないのだけど、昔の名残なのだろう。
ちょうど突き当たったあたりにあるのが、La Gardelaというレストラン。実は、dicotomiaさんからもオススメをいただいていたレストランである。ちょうどいい時間だったので、お昼をとる。おしゃれだけど入りやすく、それほど高くないお店。山ほどのハムとvino biancoに舌鼓♡
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腹ごしらえできたところで、いよいよサン・ヴィターレ聖堂へ。
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by kaioko | 2007-01-08 17:01 | エミリア・ロマーニャ2005・11

ラヴェンナ:サン・フランチェスコ教会・大聖堂

ダンテの墓を後にし、ドゥオモへ向かう。
その途中にある、サン・フランチェスコ教会に立ち寄る。
中央になにやら薄暗い祠らしきものが。どうやらコインを入れると明かりがつき、中が見られるようであるらしい。
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コインを入れ、明かりがパッとついた瞬間、私は思わず声を上げてしまった。
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そこには、水が張られ魚がゆったりと泳いでいた。
底には剥げ落ちた装飾と文字らしきもの、赤や白の魚たち。
歴史的な建造物の中に水が張られているという事実と、その中でひらめく有機物の影。見た事のない、でも美しい光景にしばし唖然としてしまった。

ドゥオモ、それに隣接するネオニアーノ洗礼堂を観る。あたりはとても静かで、芝生の緑がとてもきれい。ネオニアーノ洗礼堂はローマ時代の浴場跡に建てられたラヴェンナ最古の建物。
天井のモザイクは、洗礼をうけるキリストと12使徒が描かれている。
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by kaioko | 2007-01-08 16:48 | エミリア・ロマーニャ2005・11

ラヴェンナ:ポポロ広場・ダンテの墓

2005年
11月12日 ミラノ
13日 ミラノ→モデナ
14日 ボローニャ、
モデナ(バルサミコ醸造庫見学)
15日 パルマ
16日 ラヴェンナ
17日 ボローニャ
→ミラノ
18日 ミラノ
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ラヴェンナへは、ボローニャでの乗り換えをはさんで1時間半ほどで行くことができる。
(この日も日帰りだったため、朝早めにホテルを出るもFSが遅れた。)

ラヴェンナも主な建造物がいくつかの塊になって建っている感じで、周りやすい。
共通入場券(biglietto cumulativo)で次の6ヶ所の主要建造物を観ることができる。
サン・ヴィターレ聖堂
ガッラ・プラチディア霊廟
サンタ・ポッリナーレ・ヌオーヴォ聖堂
スピリト・サント教会
大司教博物館
ネオニアーノ洗礼堂

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駅からほぼまっすぐ歩くと、街の中心ポポロ広場に出る。
こじんまりした町の中心には、人があふれてとてもにぎやか。
広場の角にあったbarでカフェを。
トイレ全体がモザイクぽかったので、思わず写真をパチリ。

ポポロ広場はガリバルディ広場に隣接している。
ここを通ってまず南のほうの見所を周る。





ダンテの墓~静寂の場
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ダンテの「神曲」は実はそのほとんどがラヴェンナで著されている。
1302年にフィレンツェから追放されたダンテは、ラヴェンナに落ち着き1321年この地で亡くなった。ダンテの墓の灯明に使う油は、ダンテを追放したことへの贖罪として、今でもフィレンツェから送られているそうだ。

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墓の周辺は、「静寂の場(zona di silenzio)」と呼ばれている。その名の通りガリバルディ広場の喧騒はどこへやら、人はたくさんいるのにあたりはひっそりと静まり返っていた。
突き当たりは祠のような小さい建物。この建物の隣にダンテの墓がある。
墓自体はつたに覆われていた。
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by kaioko | 2007-01-08 16:32 | エミリア・ロマーニャ2005・11

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