ラ ドル知ヱ 美ータ。


イタリア旅行記/本/ライブ/映画/アート/まちあるきetc
by kaioko
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トリオさん

FAKE BOOK

大橋トリオ / rhythm zone


大橋トリオ、といっても3人組ではなく、ソロユニット名です。作曲、音楽プロデューサー畑から出てきた方で、自分で歌ってみたら意外と、というよりかなり良かった、という・・・そのうち、スガシカオさんみたいな売れ方をするのではと思っています。
インディーズで出している2枚のアルバム、「PRETAPORTER」、「THIS IS MUSIC」から完成度が高く、この前のメジャー1stアルバムもとても気にいっていて、ずいぶん昔から聴いている音楽みたいです。
で、2ndはカヴァーアルバムということでちょっと意表をつかれましたが、もともと作詞以外は全部自分でという作品の作り方をしている方だけにカヴァーは自然な流れだったのかも。
このアルバムがとてもいい!「贈る言葉」、は結構ラジオやらCDショップで流れているし、PVも見られます。「traveling」、「Dreams」もとても好きな曲だし、最後の大貫妙子さんの「突然の贈り物」は、男性に歌われると切なさが増しますね。

FAKE BOOK
1.Dancing In The Moonlight(オリジナル by キングハーベスト)
2.traveling(オリジナル by 宇多田ヒカル)
3.贈る言葉(オリジナル by 海援隊)
4.HUMAN NATURE(オリジナル by マイケル・ジャクソン)
5.I'm Yours(オリジナル by ジェイソン・ムラーズ)
6.Grapefruit Moon(オリジナル by トム・ウエイツ)
7.Dreams(オリジナル by ザ・クランベリーズ)
8.突然の贈り物(オリジナル by 大貫妙子)


大橋トリオ公式HP 
「贈る言葉」PV(You Tube)

人は悲しみが多い程 人には優しくできるのだから
求めないで 優しさなんか 臆病者の言い訳だから

人に「優しさ」を与えたり、求めたりすることはいいことなのか、悪いことなのか。
歌詞の意味を深く考えたことのないこの歌の意味や、誰が誰にどんな時に贈る言葉なのかとか、改めて考えさせられてしまった。
いいカヴァーとは、そういうものだ。
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by kaioko | 2010-03-28 21:46 | 音楽・ライブ

可不可の返信

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「ある朝、不安な夢から目覚めると、グレゴール・ザムザは自分がベッドのなかで大きな虫に変わっているのに気がついた」
「カフカの変身」@ルテアトル銀座

今回、演出をしたバーコフという演出家は長年この「変身」という舞台に関わり続け、自らグレゴールを演じ、演出を続けている。グレゴール・ザムザはかのロマン・ポランスキーが、日本では宮本亜門が同じバーコフ演出で演じた難役。
舞台はシンプルな金属の枠組のみ。中央がグレゴールのベッドに、柱は家族のベッドにもなる。ベッドに眠り、枠組を這い回るグレゴールの前に家族三人が客席を向いて(つまりグレゴールには終始背を向けて)、というのが舞台の基本スタイル。パーカッションがグレゴールや家族の立てる日常のさまざまな物音(虫が這い回る足音や食事の音)を表現する。(パーカッショニストがあわせているのか、パフォーマーたちがあわせているのか。)たまに舞台が暗転し、金属の枠組みの影だけが舞台上にちょうど虫のように不気味に浮き上がる。シンプルな音と照明と身体の世界。中でもグレゴール-「虫」を演じるには相当な筋力がなければ、基本的体勢もままならないだろう。グレゴールが虫と化してベッドから這い出し、初めて家族の目に触れるシーンは本当に背筋が凍るものがあった。

この舞台を観た日の夜、ある番組内で若年性アルツハイマーに罹ってしまった夫と、それを支える妻というドキュメントをやっていた。夫は東大を卒業し、自動車メーカーで精力的に働いていたが、55歳の時に若年性アルツハイマーを宣告されたのだという。この方は、特に場所を認知する能力が衰え、例えば食事のためにテーブルにつく、車の助手席に乗るということが困難であるらしい。奥さんは、ある時からヘルパーさんを雇って、自分は趣味のフラダンスをするなど、自分のために時間を使うようになった。ただたまに、夫が自分のことを妻でなくヘルパーさんと混同しているのではないか、と思うことが多くなったという。夫の方は、昔の同僚の集まりにも出席し、自分の病気を告白する。奥さんが最後に言っていた言葉が印象的だった。「顔がわからなくなっても、誰か親切な人がそばにいるくらいには感じてくれればいい」、と。

ザムザ家には下宿人という形で、家族の中に第三者が入り込んでくるが、この「他人」の存在は家族が目をそらせ続けてきた現実を暴露し、家族が崩壊に、グレゴールが死に向かう契機となる。
先述の夫婦はお互いに病気に向き合い、積極的に外界へとつながりを求め、人間とそのほかの生物を分かつ最小限の感情を信じている。
グレゴール・ザムザは内面に変化はないのに、外見は虫に変わってしまった。アルツハイマーは外見は変わらないが(もちろん普通に歳はとるが)、記憶の新しいことから忘れていってしまい、奥さんのこともわからなくなってしまうほどに内面が変わっていってしまう。

どちらが人間として関わり続けるのが難しいのだろう。

カフカはお互いに変わり続ける人間対人間との関わり方について描きたかったのかもしれない。それこそが、「変身」という作品が全く古さを感じさせない要因であると思う。

今回が舞台初出演という穂のかちゃんは期待以上に良かったです。初舞台がこんな難しい役だなんて。グレゴールの妹のグレタは虫と化した兄を献身的に支えますが、彼女の劇的な変化がグレゴールに決定的な一打をももたらします。むしろ兄のグレゴールよりも感情の変化が激しく、そういった意味でも難しい役。女性の優しさと残酷さを短い時間で獲得し、物語を変えていきます。なんとなく、育ちの良さがにじんでいる気がして好きになりました。

■追記です(22.3.29)
未來くん、結婚おめでとう!
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by kaioko | 2010-03-21 16:31 | 映画・演劇

SPOT・SPOT・SPOT

LIVE POTSUNEN 2010『SPOT』神戸公演@新神戸オリエンタル劇場

今回の公演は土日公演が少なく、横浜、東京公演のチケット争奪戦は箸にも棒にもかからず…
神戸公演もチケット見たら補助席となっていたのでどんな席かと思いきや前から四列目!見ますとも!地べたに座ってでも見ますとも!

賢太郎さんのパフォーマンスはいつも脳の知的SPOTをSPOTに刺激してくれます。意味をはぎ取られた言葉の音だけの、モノの形だけのマジック、モノがそうあることの必然性、そこからこぼれ落ちてしまったもののペーソス…
最後に全てが結合して一つの物語になる様はいつもながら鳥肌がたちました。体もSPOTです。
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by kaioko | 2010-03-06 21:27 | 映画・演劇

バンクーバーオリンピックス・感想

バンクーバーオリンピック。靴の紐が切れたりだとか、服装が乱れが問題になったりだとか、競技前に失格してしまうとか・・・、良くも悪くもこんなにも人間味に溢れたオリンピックってなかったんじゃないか。カーリングだとか、モーグルだとか、フィギュアだとか、採点基準だの、ルールだのがこんなにも取り沙汰されたことだって。本当に長野で冬季オリンピックって開かれたんだっけ、と何回も思いました。地元なのに・・・。でもルールを知って、多くの人が興味を持って、楽しめたことはとてもいいことだと感じました。一方、ウィンタースポーツそのものに対して、日本がまだまだ後進的であることは、同じアジアの国々とのメダルの差を見ても明らか、とも。報道も、選手や競技によってあまりにも偏りすぎていて、例えば世界的にあんなに人気のあるアイスホッケーを全然といっていいほど報道しなかったり。そんなに放送を見たり、見比べたわけでもないけれど、やはりNHKが一番安心して、楽しめて見られたかなと思います。でも実況・解説なしの、会場の音声だけの放送はとても好評だったらしい。確かに、フィギュアとかの臨場感や緊張感は伝わる。(刈屋アナの声が幻で聞こえてきそうですが。)民放では日本テレビ、荒川さんと桜井くんが頑張っていたと思いますが、フジとTBSは本当に最低。特にTBSはスポーツと結びつくと変な化学反応が起きる。実況、解説なしの局があってもいいかも。そんなにキャスターに力入れなくても、多分一番視聴率いいと思う。
キム・ヨナ選手と浅田選手の対決は何回も観ました。キム・ヨナ選手の演技は本当に、何回観ても素晴らしい。韓国映画が面白くて、韓国びいきなわけではなくて、キム・ヨナ選手自体がとても好きなアスリートなので。あの点数についてどうこう言うのは、服装の乱れなんかよりもよっぽど民度の低さを疑われることだから本当にやめてほしい。
「真央は特別な人間、私は普通の人間」、「人は私たち二人にライバルという名をつけたが、私たちは同じ道を進むフィギュアスケーターである。」
キム・ヨナ選手の発言を聞くと、とても頭が良くて、素直で努力家で、現状認識に優れている人なのだと感じます。(同じことは浅田選手にも言えると思う。)
韓国映画を観ていると、日韓ワールドカップの映像が本当によく出てきます。スポーツの試合が人々の記憶に深く刻まれ、その時代を象徴しさえする・・・日本でも、古くは東洋の魔女だとか、力道山だとか。キム・ヨナ選手もきっと韓国の人々の精神に深く響き続けることになるのだと思います。浅田選手はとてもかわいくて、親しまれているのは分かるのだけど、いまだに、そしてこれからもきっと「真央ちゃん」と呼ばれるのはいかがなものか。しかし、ソチって・・・気合の入らない地名だなぁ。他の国の人にとってはどんな語感なんだろう・・・。地元の小平選手の女子パシュート、銀メダルもすごい。(でもパシュートっていう競技さえ、知らなかった。)津波のニュースに飲まれてしまって残念でした。明日はもう閉会式か。長野の閉会式は・・・欽ちゃんが来て、花火がすごかったです(笑)
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by kaioko | 2010-03-01 00:04

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