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ラ ドル知ヱ 美ータ。


イタリア旅行記/本/ライブ/映画/アート/まちあるきetc
by kaioko
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カテゴリ:国内旅行( 27 )

[北海道旅行2011]スープカレーなど

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ああ、北海道旅行・・・行ってからもうすぐ1ヶ月が経ってしまいます。
本当に密度の濃い旅行ができたので、想い出に浸れる時間も長い気がしますが、忘れないうちに旅行記を・・・。
最終日、絶対にはずせない!スープカレーです。
Yさんが探してきてくれたお店は、「ドミニカ」というお店。これは何のビルなの???!!!と、存在を疑いたくなってしまうくらい、正体不明のビルの中にひっそりとあります。入り口に大きな木の象さんがいるのが目印です。
雨が降っていたからか、お客さんは少なめで(それでもだんだん混んできたし、外には待ちのためのイスもあったので、普段は混みあう人気店なのかもしれない)、すぐにオーダーできました。
ここのカレーは、スタンダードな〈黄〉、コクの〈黒〉、あっさりトマトの〈赤〉、豆乳ベースの〈白〉と、スープの色が違うのです。ベースのカレーとトッピングと辛さが選べます。私は、黒の辛さ2、トントロカレーにしました。サフランライスに添えられているのがトントロです。辛さもちょうどよく、スープの野菜と卵、もちろんトントロも美味しい~!!
これはやみつきになります。近くにあったら絶対通って、全色制覇を狙うでしょう。
スープカレーって、そもそもやみつきになる味なのかもしれない。
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←続いては、きのとやのオムレット。大きいです。北海道って、バターとか、乳製品が新鮮で美味しいんですもの・・・美味しくないわけないですよね。

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おまけ→
帰りに新千歳空港で買った佐藤水産の駅弁です。やっぱり、海鮮美味しいです。ウニ♪ウニ♪
さっき、佐藤水産さんのホームページ見たら、おせちの予約注文受付中でした。美味しいだろうな~。
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by kaioko | 2011-11-05 17:33 | 国内旅行

[北海道旅行2011]安田侃野外彫刻展

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札幌からちょっと離れた美唄出身の安田侃さん。美唄にはアルテピアッツァ美唄という廃校を利用した安田さんの美術館があるのですが、ちょうど今(~11.20まで)札幌市内で安田侃野外彫刻展というものをやっていて、常設のほかに見られる作品もあるとのことで、3日目は安田侃めぐりをすることにしました。
上の写真は日本生命札幌ビル1階のゴディバの前にある作品「無何有」。なんだか、チョコレートのように見える・・・。

既に駅のJRタワーの中とか、地下歩行空間などにいくつか見ていましたが、最終日は野外にある彫刻を主に鑑賞。ただし、3日目にしてそれまで良かった天気が崩れ、雨が降ってしまい、創成川付近の彫刻は見られなかったのですが。JRタワー内「妙夢」
こちらは常設。持ち合わせスポットに良い。Yさんとの2日目、3日目の待ち合わせもここで^^
昼間は常に人がいて、彫刻だけを撮るのは困難です。テレビ塔の下にコレの「黒」版がありましたが、雨がひどかったので、遠くから鑑賞するに留まりました。東京ミッドタウンの前に確か同じものがあった記憶が・・・。
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北海道庁旧本舎庁「帰門」
北海道庁旧本庁の正面に門のように置かれています。朝行ったら結構人がいっぱい。黒の質感と、黄色のコントラストにインパクトがあって、かつ道庁のどっしりとしたレンガの建物とも違和感なく、風景に溶け込んでいる。
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地下歩行空間「意心帰」
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狸小路のアーケード内にもいくつか作品があり、カップルが作品と知ってか知らずか、その上に腰掛けておやつを食べていたり・・・、こちらもすっかり風景に溶け込んでいる。これがもしかしたら安田さんが一番理想とする風景なのかもしれない。
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by kaioko | 2011-10-21 23:19 | 国内旅行

[北海道旅行2011]小樽グルメ編

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小樽名物「若鶏時代なると」さんの若鶏の半身揚げ定食(1,100円)!!
文字通り半身揚げなのですが、大きさあまり伝わらないかなぁ。ケンタッキーならゆうに3~4ピースくらいあります。北海道で鶏ってあまりピンときませんが、鶏のから揚げは「ザンギ」といって、北海道のご家庭でもよく食べられているみたいです。
しかし、ここの半身揚げはインパクト大。駅前に本店があり、朝下見しておいたのですが、運河からすぐの出抜小路に新なるとが出店しており、少ない座席が運よく空いていたので、こちらに入りました。持ち帰りもできるようになっていて、ひっきりなしにお客さんが買い求めている。半身は1度油に入れられたあと、切り目を入れられて再度揚げられる。
外はカリカリ、中はジューシーとはこのこと!シンプルな味もしっかりついているし、部位によって味が違うので食べ進めるのが楽しい!特に手羽のカリカリ感と、脚のジューシーさが堪らない・・・、美味しい・・・。
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続いて、さかい家さんのクリームあんみつ
街歩きも疲れたので、喫茶店で一休み。さかい家さんは往来多い通りに面しているのに、時間をタイムスリップしたような静けさが味わえる店。明治時代の建物を改築したという建物。擦りガラスの向こうは人がたくさん歩いているけど、なんだか遠い感じ。とても雰囲気の良いお店です。食器も凝っていて、もちろん黒蜜でいただくあんみつ(抹茶蜜とどちらか選ぶ)も美味しい。銅製のポットでコーヒーサービスも嬉しい。
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かま栄というかまぼこのお店の工場直売店があるのだけど、工場見学の人でいっぱい!
実は少し離れた所に花園本店があるのだけど、そちらは人もまばら・・・。ゆっくり買い物するならこちらがオススメです。さつまいも天、を食べ歩き。ホクホクしていて美味しかった☆
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小樽日帰り旅行の締めは握り寿司で、寿司屋通りというどちらかというとリーズナブルにお寿司を味わわせてくれるお店がたくさん。
海鮮丼もいいけど、やっぱり握られたシャリが美味しい。お店の名前は失念。地元の人も来そうなこじんまりしたお店でした。ウニが~、ウニが美味しいよーーー(泣)。イクラのぷちっとした歯ごたえも海の無い県の人にはなかなか味わえないもの。
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by kaioko | 2011-10-16 16:13 | 国内旅行

[北海道旅行2011]小樽

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北海道旅行、2日目は小樽です。
北海道の地図が頭に入ってない私には札幌と小樽の距離が分からず。でも、快速で45分くらいで行けてしまうのですよ。
朝10時台の快速列車は混んでいましたが、海側の座席に座れてラッキーでした。そう、長野県の人は海を見るとそれだけでアガってしまうのです。
着いたホームは小樽駅4番ホーム、通称「裕次郎ホーム」と呼ばれています。
が!裕次郎色が意外と薄い、小樽の街・・・というかほとんどの人がホームの裕次郎写真も気にせず素通りで、裕次郎館はあるみたいだけど、街中では一切裕次郎関連見なかったです。
そして、列車はまあまあ混んでいたのに、駅を出てほどなく歩くとすぐに観光客は分散し、北海道特有の「人はいるんだけど何故か静かな空間」、というのに包まれます。
運河の橋の上や、「ルタオ」や「六花亭」などの有名なお店は混雑してたけど、街としてはとても穏やかで静かなところでした。
廃線となった手宮線の線路や、日銀をはじめとした大銀行の旧本店、運河沿いの倉庫や、雰囲気のいい雑貨屋さん、キャンドルや、ガラス玉のお店、ひしめきあうスイーツの老舗VS新興?勢力、活気ある市場・・・。
是非是非見る観光ポイントといえば、運河の夜景なのでしょうが、そぞろ歩きをしているだけでも楽しかったです。小樽には結局その日1日いました。
缶詰工場?の旧倉庫。
階段がアクセントになっていて面白い。
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石造りの古い建物も、商店や体験教室として利用されているところが多い。
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水天宮より海を臨む
人でごった返す通りから離れて、階段を上って水天宮へ、海が近い。
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そして、運河沿いの夜景
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by kaioko | 2011-10-16 15:36 | 国内旅行

[北海道旅行2011]ジンギスカン

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その日の夕飯はジンギスカンでした~。
札幌駅前からタクシーで程ない(名古屋方面から来たおじさんとあいのりさせてもらった)、サッポロビール園へ。15分から60分まちという札がかかっていましたが、ジンギスカンホールではなく、隣の棟のライラック館というところがたまたますぐに入れたのでIH無煙ロースターで焼けるこちらに入りました。こちらは秘伝のタレによる3種類の「もみラム」が食べ放題です。臭みも全くなく、肉が柔かい~。なにをどのくらい頼んだか、最終的にはわからなくなるくらい、食べました。美味しかった☆私もYさんもお酒は飲まないので、私はグラスビールを1杯だけ。美味しかったです。Yさんとは食べる量、ペースも不思議と似通っていて、何を食べても同時に満腹を迎えるという感じて、おかしかったです。

1日目は、歩いて、山登って、食べて、終了です^^
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by kaioko | 2011-10-16 15:01 | 国内旅行

[北海道旅行2011]モエレ沼公園

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四国にあるイサムノグチ庭園美術館は、イサムノグチの彫刻、住居、そして裏に築山があって、そこから屋島の風景が臨める美術館でした。北海道にあるモエレ沼公園は、公園自体が作品となっているイサムノグチの最終理想形ともいえる空間が実現されている場所です。

札幌に降り立ったその時から、長野県で山に囲まれてずっと暮らしてきた私は、北海道の空と大地の広さに感嘆するというよりは、むしろ違和感を覚えました。街中にいても、音はどこかに吸い込まれてしまったようで、雑踏の中の静寂というか、とにかく静かなのです。多分広い空と大地に音が拡散してしまうのでしょう。そんな、私の狂った空間感覚は、モエレ沼公園に来て、一層混乱してしまいました。多分一寸の狂いもないように計算されて作られている、イサムの作品。その中に身を置いて歩き回ることはとても不思議な感覚でした。しかし、どこにいても、「あの立体はどうなっているんだろう」、「この道はどこに続いているんだろう」、「あの山の向こうはどうなっているんだろう」と好奇心を刺激し続ける絶妙な仕掛けに、歩みは止まることなく、思う存分「作品」を楽しめた気がします。
Play Mountain
その山の向こうは・・・
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こんなピラミッド状になっていたり。
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ガラスのピラミッド「HIDAMARI」
中からみると、淵が曇りカラスのようになっていて、違った雰囲気です。
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Tetra Mound
ステンレスの表面は細工が施されていて、ツルツルではありません。その全体のダイナミックさとはうらはらの繊細な部分は光の加減によって、彫刻全体の雰囲気を変えます。
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モエレ山に登りながら、海の噴水を見る
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by kaioko | 2011-10-16 14:24 | 国内旅行

[北海道旅行2011]ラーメン

10月の連休で、遂に北海道に上陸しました。
今回の旅行では、初の北海道を楽しむという目的のほかに、ブログで長年お付き合いさせていただいている北海道在住のfotobellaさん(以下、Yさんとさせていただきます)とお逢いするというのも目的の一つ。帰ってきて思い返してみると、一人旅よりずっと充実して、楽しい旅行ができたと、Yさんには本当に感謝しています。2泊3日の旅でしたが、本当に歩きに歩き、食べに食べ、いっぱいおしゃべりしたな~。いやー、楽しかった^^

旅程は往復ANA便、羽田-新千歳を利用。
行きの飛行機で眼下に東京スカイツリーを見下ろし、北の大地へと飛び立ちます。
新千歳空港から、札幌まではエアポート列車で40分くらい、スムーズです。
駅前のホテルにチェックインしましたが、駅から地下道を通っても行け、立地も問題なし。

そして、ついにYさんとご対面!
私がブログを始めてからほとんどすぐにお互いのブログを行き来してきたこともあり、初めて逢ったというよりも、やっとお逢いできた~!という感じで、歳も一つしか違わないことも判明。
なにはともあれ、まずは札幌ラーメンのお店に行きました。

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白樺山荘
味噌ラーメン。もっちり太麺が濃いスープと絡んで美味しい~。
コロコロチャーシューもとってもジューシー。
さすが、北海道。ラーメン屋さん多い!これ780円だったかな。ボリュームの割りにリーズナブルでした。
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by kaioko | 2011-10-16 13:44 | 国内旅行

直島・犬島Bunko

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直島・犬島 La Dolce Vita [瀬戸内編]

先日の旅行のうち、直島、犬島の写真だけをまとめました。上記タイトルをクリックしてごらんください。公開ページには一部脱字があります。すみません。
直島滞在時はあまり天気がよくなかったので、光溢れる瀬戸内の風景というわけには残念ながらいきませんでしたが、やはり一番思い出に残したかったので、直島にこだわりました。
写真もどことなくピントのずれているものが多い中から頑張って選択して、加工して、レイアウトしました。今回も「Photoback」さんで作成しましたが、今回はTEXTの力を借りて[bunko]版にしてみました。なにか感じていただけたらうれしいです。旅行記もおいおい書いていきたいと思います。
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by kaioko | 2009-12-08 22:42 | 国内旅行

兼六園の六枚

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4月18日、兼六園。
上の左から兼六園熊谷桜、椿、一つの花に三百枚の花弁がつくという菊桜は五分咲き。
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by kaioko | 2009-05-02 21:54 | 国内旅行

神長官守矢史料館・高過庵見学記

四月も終りのころ、茅野市にある神長官守矢史料館へ行く。
ここには諏訪大社上社の神官のトップである神長官を代々務めてきた守矢家の史料や、毎年行われる御頭祭の復元資料、そして同家に伝わる古文書などが展示されている。御頭祭は古来から営まれてきた祭事であり、それ自体にももちろん興味があるものの、ここを訪れた一番の目的は、建築家藤森照信の建築家デビュー作だからだ。
実際、県外からの客が8割であり、来館目的も建物見学がほとんど、という。

建物の最大の特徴は、鉄筋コンクリートの構造物でありながら見た目は木造民家を思わせる外観にある。「工業技術を自然素材で包む」-処女作にして藤森建築の理想を体現した建築であるといえる。
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(建物正面)
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築年は1991年。「藤森建築と路上観察展」のパンフレットには建築当時と思われる写真が掲載されている。それと比べると側面を囲む板が黒く風化して、いい風合いとなっている。
(建物側面)







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周りに葉を茂らせる立木も大分伸びている。正面より右側面に回りこむと、その立木を刈り込んで、建物に至る細い道が造られている。そこを通って、建物に近づき、板や土壁を間近で見、それらに触れることもできるようになっていた。間近に見られる。手で触れられる。そうすることができるのと、できないのとでは大違いだ。

板は戦前まで屋根葺き用に用いられていた割り板の技術を復活させ、長い板を割り出し壁用に使っており、壁はワラを混ぜた土色のモルタルを粗く塗り、その上に土を吹付けて仕上げたという。そんな藤森先生のこだわりが間近に見られるこの演出に、感動してしまった。

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正面に戻る。建築の外観を独特なものにしている屋根から突き出た四本の柱は、この村(高部)に生えるミネヅオ(イチイ)の木だという。柱についている鳥の飾りのようなものは、薙鎌(なきがま)といい、諏訪大社の御神体を模したものである。







屋根の安山岩(通称は鉄平石、平石)は、戦前までこの地方の一般的な屋根葺き材であった。一番広い面積を覆うのが、その諏訪市上諏訪産の鉄平石。後方の部分の屋根は宮城県産とフランス産の石が使われている。伝統的民家の形を意図して拒んだという外観はなるほど独特であるが、地元産の自然素材にこだわって造られた建物だけあって、周りの風景と違和感なく馴染んでいる。
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左手にひっそりと在る杜がミシャグチ社である。守矢家は、このミシャグチ様にまつわる祭祀を代々司ってきたわけである。
訪れる人が絶えない。建物に入る前の入り口の引き手や障子、電灯など細部も見逃せない。





中に入るとどうしたってまず目を引くのが、壁にかけられた鹿と猪の頭部の剥製である。古来の御頭祭では七十五頭もの獣の首が捧げられた。中に一頭だけ右の耳に傷のある鹿の頭がある。これは耳裂鹿といい、神の矛にかかったものだという。ほかに、兎の串刺しの剥製やら、焼皮(猪の頭皮を焼いたもの)やら、脳和なる獣肉の料理が復元されている。
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ところで、御頭祭は春の祭である。ミシャグチ様は冬になると、前宮に造られた御室(みむろ)と呼ばれる竪穴住居の中に籠る。そうして、春になると動物達が穴から出、植物たちが芽を吹くのと同じように地上に蘇る。三月の酉の日に“神と人との饗宴”があり、その後ミシャグチ様は地方に旅立たれる。この三月の酉の日の祭りが、現在も四月十五日に行われる大御立座神事(酉の祭・御頭祭)である。

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神とともに春の訪れを喜び、感謝する。そのために捧げられた供物の血の匂いは、同時に冬の間地中に籠り、貯めこんだ力を一気に解放する、あるいは衰えた力を一気に回復させるものだったに違いない。豊作への「祈り」や「感謝」をする農耕祭祀以前の、原始的な狩猟祭祀―生殖能力だったり、狩猟能力だったり、人間が生きていくための根源的なエネルギーを蘇らせ、鼓舞する祭りなのだと思う。



建物内部を観る。入り口を入ると、左手に階段がある。建物ができるだけゆったりとした空間に見えるように、階段の幅が少しずつ細くなっている。そして、中段からは電動開閉式の木造の階段となっている。特別に、階段を上がらせてもらうことができた。
二階は古文書の保管庫となっており、非公開。壁はコンクリート造りになっているという。

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建物内部を広い空間に見せる工夫は、まだある。入り口右手のガラス窓。手吹きのガラスからは外の光が優しく入り込み、緑も眩しい。壁と床は同色で、暖色系の温かみのある塗り壁だ。同色の壁と床は境が曖昧で、空間に広がりを持たせる視覚効果がある。



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奥の部屋には、守矢家で保管している古文書(守矢文書)が公開されている。ちょうど「信濃の武将たち」という企画展が催されていた。守矢文書には村上氏、高遠諏訪氏など、ほとんど文書が残されていないものも多く、非常に貴重なものという。


この史料館の窓から、藤森先生の「別荘」、高過庵を見ることができる。
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高過庵は、史料館から歩いて10分ほど。藤森先生のプライベートな建物なので、中に入ることはできない。畑の中にひょっこりと現れるそれは、二本足の架空の生物のようで、今にも歩き出しそう。ここにも見学者が絶えない。先ほど、史料館にいた私と同じくらいの年の女性。須坂から来たという。自転車で小淵沢の方から来たという初老の男性も、写真を撮っている。いずれもやはり藤森建築に興味があるのだという。
なにやら包みを持って現れた、中年の女性。梯子の下から上を見上げて、大声を張り上げる。「藤森せんせ~い!!上がっていってもいいですか~!?」

・・・ん?「藤森先生」?

すると高過庵の小さすぎる窓が内側から開き、そこに眼鏡をかけた白髪の初老の男性がにっこり微笑んでいる。なんと、藤森照信教授その人なのだった。中年の女性は梯子を上りはじめ、高過庵の中へと入っていく。あとから二人女性が来て、同じくこわごわと梯子を上り中へ入っていった。地元の友人の集まりなのだろう。これで中には4名の人間。定員というところか。やがて先ほど開いた窓とは違うやや大きいほうの窓が開け放たれ、そこから談笑の声が響きはじめた。驚いた。その小宇宙にはちゃんと、人間が居たのだから。 
その風景は史料館の脇にあった小道と同じように、私を感動させるものだった。またいつかここを訪れて、そこに高過庵があることを確認しようと思う。
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by kaioko | 2008-10-12 16:21 | 国内旅行

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