ラ ドル知ヱ 美ータ。


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カテゴリ:映画・演劇( 118 )

サヴァイヴィング ライフ



チェコのシュルレアリスムの巨匠、ヤン・シュヴァンクマイエルの「サヴァイヴィング ライフ」、東京で公開されたので観てきました。
主人公の現実と夢の世界が交錯し、フロイトやユング心理学のモチーフもどうやら満載。ラストはちょっと感動、面白かったです。
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by kaioko | 2011-10-16 11:50 | 映画・演劇

シチリア!シチリア!

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待望のトルナトーレ監督の最新作は、彼の人生の大いなる転機から生まれた。2007年にローマで暴漢に襲われ、生死の境をさまようという事件に見舞われたのだ。晴れて回復したのち、あらためて生きる喜びを実感したトルナトーレ監督が、今一度シチリアを舞台に人生の素晴らしさを描ききったのが、『シチリア!シチリア!』である。さらに、“ペッピーノ”はジュゼッペの愛称なのだが、自分と同じ名前の少年を主人公にしていることからも分かるように、これはトルナトーレ監督自身の半生、そして彼の父親の人生をも投影した物語なのだ。ついにトルナトーレ監督が、自らの原点であるシチリアに帰ってきたのだ──

トルナトーレ監督の「シチリア!シチリア!」を観て来ました。
原題の「BAARìA」はシチリアのパレルモ近郊の田舎町・・・探して見ると地図上にそんな街ないよ・・・実は、地図上ではバゲリアという街名なのだと知る。劇中に人とも怪物ともつかない異形の像が飾られた建物が出てきたのを思い出し、バゲリアのパタゴニア荘というのが、どこかに出てきたな、とやっと思い当たる。
主人公は反マフィアの共産党員という設定で、シチリアの街マフィアが作った街という一面も描かれ、良くも悪くもシチリアの歴史や社会にはやはりマフィアが深く関係しているのだなと思う。
「ニューシネマパラダイス」が映画へのオマージュ、「海の上のピアニスト」が音楽へのオマージュなら、この「シチリア!シチリア!」は故郷、故国へのオマージュ。過去と未来が交錯し、トルナトーレらしいファンタジックな仕掛けもあり、気負いなく自由に作られた作品という感じがする。
しかし、撮影はさすがに大掛かりだが・・・。
ルイジ・ロカーショはどこ?・・・「!?」っていう、意外な役で出演してます。
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by kaioko | 2011-06-13 21:40 | 映画・演劇

イタリア映画祭2011

今年も行ってきました。ゴールデンウィーク恒例のイタリア映画祭。今年で11回目、私は2005年から数えて6回目の参加となりました。この映画祭で観たイタリア映画はおそらく30本以上・・・。イタリア映画も日本公開になったり、DVD化したりしていますが、まとめて最新の作品が観られる機会があるのは本当に贅沢で嬉しい。今年のラインナップはこちら。

『はじめての大切なもの』“La Prima Cosa Bella(The First Beautiful Thing)”
(2010/伊)
『アルデンテな男たち』“Mine Vaganti(Loose Canntons)”(2010/伊)
『ぼくたちの生活』“La Nostra Vita(Our Life)”(2010/伊・仏) 
『星の子どもたち』“Figli delle stelle”(2010)
『ラ・パッショーネ』“La Passione”(2010/伊)
『われわれは信じていた』“Noi Credevamo(We Believed)”(2010/伊・仏) 
『キスを叶えて』“I baci mai dati(Lost Kisses)”(2010/伊)
『初任地にて』“Il Primo Incarico”(2010/伊) 
『穏やかな暮らし』“Una vita tranquilla(A Quiet Life)”(2010/伊・独・仏) 
『ロバの美』“La bellezza del somaro”(2010/伊)
『最後のキス』“L'ultimo bacio(The Last Kiss)”(2001/伊) 
『もう一度キスを』“Baciami Ancora(Kiss Me Again)”(2010/伊・仏) 


『最後のキス』だけちょっと昔の作品なのは続編『もう一度キスを』が公開されるから。そのわりには2作品観るのは難しいプログラムの組み方である気がします。イタリア統一150年の今年、『われわれは信じていた』を観るべきかと思いましたが、初日から170分の大作を観るのはちょっと疲れちゃうかな、と思いまして今回はパスしました。震災の影響でイタリアから来日ゲストは来ず。座談会も中止となりましたが、チャリティ上映としてエルマンノ・オルミ監督の『ポー川のひかり』(百本の釘)が上映されたようです。29日には4本観ましたが、全て当日券まで売り切れていました。でも作品も含め、例年よりちょっと落ち着いた映画祭だったかなと思いました。観たのは次の6作品。星は私のお気に入り度、6作品の相対評価ということで。

『はじめての大切なもの』★★★★
『星の子どもたち』★★
『ラ・パッショーネ』★★★★☆
『ロバの美』★★☆
『アルデンテな男たち』★★★★★
『ぼくたちの生活』 

最後の『ぼくたちの生活』は、楽しみにしていた作品で3日の昼すぎに観たのですが、眠くて眠くて半分寝ながら観てしまったため、採点不能、エリオ・ジェルマーノ君、ゴメン!『星の子どもたち』、『ロバの美』は好きな俳優・女優さんがでていたので、期待していたのですが、いまひとつ盛り上がりに欠けました。

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『はじめての大切なもの』“La Prima Cosa Bella”(2010/伊) 
監督:パオロ・ヴィルツィ
物語:ブルーノは、ミラノの学校で文学を教えている中年男性で、自分の不幸な人生にうんざりしていた。そんな彼は、妹ヴァレリアに母が癌で余命いくばくもないという連絡を受けて、トスカーナ地方にある故郷リヴォルノに帰省する。彼は、ここで、過去と対峙し、これまでの関係を修復することに決める……。 

パオロ・ヴィルツィ作品は、『向かいの窓』『N-私とナポレオン』『見わたすかぎり人生』と観ていますが、音楽が効果的に使われていて痛快でスカッとする作品が多い気がします。この作品はイタリア版「嫌われ松子の一生」、という感じ。子供の視点から母アンナの過去と現在が交互に描かれていきます。過去のアンナと現在のアンナは違う女優さんが演じているのですが、どちらも自由奔放を絵に描いたようで、特に現在アンナを演じたステファニア・サンドレッリが最期まで人生を楽しみつくしている感じがすごく良かったです。髪をジャキジャキ切られてしまう妹ヴァレリアの子ども時代が可愛い。母親の血を確実に受け継いでいるかに見える成人ヴァレリア(クラヴディア・パンドルフィ)に対して天然情けない顔の父(イル・ネージ)と息子(ヴァレリオ・マスタンドレア)の面々もいい味出してる。

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『アルデンテな男たち』“Mine Vaganti(Loose Canntons)”(2010/伊) 
監督:フェルザン・オズペテク
物語:カントーネ家は、イタリアのパーリアで、パスタ工場を営んでいる。今日は、長男のアントニオが工場を引き継ぐのを記念して、家族みんなで集まって食事会をすることになっている。弟のトンマーゾは、この機会に、自分がゲイであることをみんなに告白して楽になろうと考えていたが…。

この映画の原題「Mine Vaganti」は直訳すると「漂流する機雷」。「何をしでかすかわからない人」、「危なっかしい人」の喩え。でも邦題が「危険分子」だとなんだかサスペンス映画みたいなので、老舗パスタ会社が舞台ということもあり、「アルデンテな男たち」(映画祭での仮題)やら「あしたのパスタはアルデンテ」(この邦題で日本公開)というタイトルになってしまっている。でもこの作品はまさに「危険分子」の映画で、主人公トンマーゾの他にも危なっかしい人たちがたくさんいるし、その誰もがいつでも暴発しそうな危険な性質を抱えている。キーパーソンは祖母である。危険分子たちの中に祖母の遺伝子が確実に引き継がれていることを発見するのも、ほかの危険分子と化学反応する様を見るのも面白い。祖母の「人の望む人生なんてつまらない。何が自分の幸せなのかを考えなさい」という言葉がずっしり響く。トンマーゾが何が自分の幸せなのか悩み、考えて、ひとつの結論に辿りつく姿は感動します。回想の中で花嫁が南イタリアの路地を歩く場面には、同じ監督の「聖なる心」のラストシーンを思い出しました。

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『ラ・パッショーネ』“La Passione”(2010/伊) 
監督:カルロ・マッツァクラーティ
物語:ジャンニは、かつては期待の俊英監督と言われたが、これといった実績も残せないまま、今はもう50歳になっている。今度の映画がラスト・チャンスだとわかっているから、精一杯張り切るが、バカげた要求を飲まされたり、理不尽な妥協をさせられたり、あるいは、トスカーナに建てている家に問題が起こったりで、心の休まる暇はなく、映画は思い通りの方向にはまるで進まない……。

出たな、名優ジジイ。ということで、シルヴィオ・オルランドとジュゼッペ・バティストンがコンビの映画で面白くないわけがない、と期待が高まります。今回の映画祭の中では一番コメディ色が強いかな。期待どおり笑えて、少しジーンとくる作品。
シルヴィオのもう居るだけで笑えてしまう存在感と、体格そのものに存在感のあるジュゼッペ・バティストン、個性の強すぎる町の人々、ジャンニの創作欲(妄想?)を刺激するポーランド女性と人気女優(クリスティリアーナ・カポドンティ、可愛い!)と、豪華な面々。面白かったです。キリストの復活劇がテーマになっているので、日本公開は難しいか。
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by kaioko | 2011-05-03 14:21 | 映画・演劇

The Soup,One Morning

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100%純愛映画。
観終わった後に、こうコピーを銘うたなければならなかった意味が分かる。★★★★★
香川照之のキネマ旬報連載中の「日本魅録」の第3巻が2巻発売から短いインターバルで発刊されるということで、もう一度2巻を通読。その中で、香川さんが衝撃を受けた映画として、ついにはその監督作品にまで出演してしまったという高橋泉監督作品で、ピアフィルムフェスティバルでグランプリを、他多数の国内外の映画賞を獲った作品が本作「ある朝スウプは」。
観た結果、私も衝撃を受けて2回続けてDVDを観てしまうことになる。

物語は、秋に始まり冬を経て、春のある朝終わる。
パニック症候群を発症した北川と同居する女、志津。やがて、北川が新興宗教にはまっていき、ゆっくりと二人の関係が崩壊していく様を描く。

もそもそとしゃべる主人公たち。何をしゃべっているかも分かりづらいのに、二人をとりまく日常の音はうるさいくらいに響く。“スウプ”はおろかスープらしきものもいっこうにでてきやしないのだが、物語の冒頭、朝の食事の場面(普通の和食の朝ごはんっぽい、ミソスープなら出てくる)が印象に残る。二人の顔が端にキリギリに収まる位置に固定されたカメラで、食事のシーンは永遠に続くかに思える。会話は他愛のない仕事の話、しかし台本が本当にあるのか、と思えるくらい普通すぎてとても芝居とは思えない。

やがて二人の間に忍び込んでくる異物。嘘。
「宗教なんかじゃないよ」という北川に志津は一体なにを言えただろう。北川にとっては、彼の側が日常で、正しくて、何よりも彼自身が救われて、志津の方が間違っているのだ。
誰かを好きになるのに理由はない。この映画の二人にしたって、北川くん、志津と呼び合う仲はなにか曖昧だし、お互いにどこを好きになったのかまるで見えてこない。
だけど誰かと別れる時、その人を嫌いな理由があれば、それは幸せなことかもしれない。この二人の別れが残酷なのは、お互いがそれぞれを嫌いになったのではなくて、同じものを見られなかった、同じ道に進めなかったからだ。
志津を演じる並川愛枝は音楽も担当。ラスト近くで流れるピアノ、美しく正しい和音に戻ろうとして音楽が急ぐ。足がもつれて、転びそうで転ばないように流れる音楽。痛ましくて美しい。
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by kaioko | 2011-01-20 23:21 | 映画・演劇

うつせみ

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留守宅に侵入してはシャワーを浴びたり食事をしたりという行為を繰り返しながら転々と放浪生活を続けるミステリアスな青年テソク。ある時、いつものように空き家だと思い込み忍び込んだ豪邸で、テソクはその家の住人ソナに遭遇する。彼女は独占欲の強い夫によって自宅で監禁状態にあったのだった。生気がなく抜け殻のようなソナ。やがてテソクは夫に虐げられたソナの悲惨な結婚生活を目の当たりにすると、彼女を屋敷から連れ出してしまう。そして、ソナと2人で留守宅を転々とするようになるのだったが…。
★★★☆


鬼才キム・ギドク監督作品。原題は「空き家」、これはストーリーの通りなのだが、このタイトルではやはり味気ない。英題はなぜか「3-Iron」・・・三番アイアン?確かにキーアイテムではあるけれど・・・懐かしのドラマ「プロゴルファー祈子」を思い出した。
それはさておき、邦題の「うつせみ」。韓国映画の邦題には秀逸なものが多いと思う(イタリア映画の邦題とは大違い)中で、これは作品のレベルをもひとつ格上げさせてしまうような邦題である。うつせみ・・・劇中の二人が転々とする空き家のことでもあり、抜け殻のように生きる女ソナのことでもあり、二人が生きる世界そのもののことでもあり・・・なにより「うつせみ」という切なげで、儚げな響きが良い。(因みにDVDジャケットは韓国版(↑)の方が良い。)

さて、内容はというと、同監督作品「春夏秋冬・・・そして春」のように、登場人物が限られていて、かつセリフがほとんどない。なによりも独特の世界観。この話にしても、住居不法侵入カップルの話と言えば言え、他にもツッコミどころは満載なのだが、そこを破綻させないのが、「映画は映画だ」という作品まで作ってしまったキム監督のファンタジーである。一歩間違うと「世にも奇妙な物語」の最後のエピソードにありがちなファンタジーの世界であるが、やはりこの監督独特の映像美がその独特の世界にどっぷりはまらせてくれる。
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by kaioko | 2011-01-17 22:03 | 映画・演劇

このどうしようもなくシーバルロマな美しい世界

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偶然の出会い、それは最低最悪の出会い。でも、そこから運命が動きはじめた。「家族」という逃れられないしがらみの中で生きてきた二人。父への怒りと憎しみを抱いて社会の底辺で生きる男サンフンと、傷ついた心をかくした勝気な女子高生ヨニ。歳は離れているものの、互いに理由もなく惹かれあった。ある日、漢江の岸辺で、心を傷だらけにした二人の魂は結びつく。それは今まで見えなかった明日へのきっかけになるはずだった。★★★★★

思えば、去年の年始は韓国映画にハマリ、立て続けにDVDを観て過ごしたのだった。この「息もできない」も去年の夏、映画館で観た作品。去年の夏のうだるような暑さの中、重い足取りで映画館を出たのを思い出す。観客にも無呼吸を強いる映画。
キネマ旬報、昨年度外国映画部門第1位。韓国からは、どうして観客一人ひとりの頭を殴りつけるような強烈な作品がどんどんと生まれてくるのだろう。監督、脚本、そして主演をこなしたヤン・イクチュンのような才能が次から次へと現れるのは何故なのだろうか・・・。

「家族の問題」が難しいのは、それらが他の誰とも共有できないこと、かといって自分では関係性が変えられないこと、他者との関係性の中では全く違ったものになりうること、だ。
自分では恨み、憎しみの対象でしかない父親であっても、父親がいない人は「父親がいるだけでいい」と思うだろうし、「孫」にとっては優しくて弱いおじいちゃんだったりするかもしれない。
だから、家族の問題に向き合うには、関係性は変わらないのだから、自分の感情を変えるしかない・・・そのためには外に出て、違う立場で家族を見つめなおしてみること・・・が大切なのかもしれない。サンフンの「韓国の父親はサイテーだ」発言や、ヨニの父親がベトナム戦争の帰還兵であることを考えると、前世代から受け取った負債が描かれているようにも思え、それらが複雑に絡み合った「どうしようもなさ」が生むまさにこの作品の「息もできない」閉塞感は圧倒的だ。そんな中「他の誰とも共有できない」悲しみや苦しみを抱えた二人はは外に出て、出会い、訳もなく引かれ合う。そこには家族の問題を越えた普遍的な悲しみや苦しみの共鳴があるように思う。
因みに「シーバルロマ」はこの作品中何回も登場するキタナイ言葉。韓国語が分からなくても覚えてしまう。そんなキタナイ世界とは裏腹の美しいシーンが印象的。
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by kaioko | 2011-01-12 22:01 | 映画・演劇

KKP ロールシャッハ

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K.K.P#7(小林賢太郎プロデュース第7回公演)
「ロールシャッハ」
at 銀河劇場

大好きな小林賢太郎さん演出、出演の舞台「ロールシャッハ」へ。これまで、ラーメンズ、ソロのポツネンは観たことあったけど、演劇作品を生で観るのは初めて。
場所は銀河劇場。賢太郎さんて、銀河劇場が好きだなぁ。この劇場自体は好きなんだけど、天王洲アイルって、年々寂しくさびれていく・・・。出来た当初はこんなんじゃなかったでしょ?羽田空港の国際線ターミナルができて、改めて見直されることに期待します。

今回の舞台のタイトルは「ロールシャッハ」、ということで、そうきたか、遂にきたか、という感じ。シンメトリーやパラレルワールド、というのは賢太郎ワールドには欠かせません。出演者は、久ヶ沢徹、竹井亮介、辻本耕志、そして小林賢太郎という四人。この四人は相性抜群という感じで、破綻なく安心して、笑って泣ける舞台でした。
もちろん随所に賢太郎さんらしい「仕掛け」がちりばめられていたのも嬉しいところ。あのロールシャッハのテストの図柄から、こんなにイマジネーションを広げてしまうなんてサスガです。
でも、対称軸の向こうの世界を想像することは、大切なこと。想像することによって、今の自分の立ち位置を決めていく。人には適材適所があり、自分に足りないものを向こうの世界に求めても、それは得られないということを知ること。「正義」の反対は「悪」ではなく「もう一つの正義」である、という観念は想像力に支えられているのだ。そんなメッセージを受け取りました。
実際の世界は・・・48度線は決して対称軸ではなく、北朝鮮にそういう想像力を期待するのはできそうにありません。砲撃、心配です。
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by kaioko | 2010-11-23 12:54 | 映画・演劇

TANGO!

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初Bunkamuraシアターコクーン。
舞台「TANGO」は長塚圭史さんの演出が新鮮で、ちょっと難解な舞台でした。
主演の森山未來くんの長ゼリフに圧倒されました。
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by kaioko | 2010-11-20 17:18 | 映画・演劇

ドラマ「モテキ」


b0068541_029683.jpgテレビ東京 森山未來主演「モテキ」、ウチではテレ東系が見られないので、動画の荒い画像で見るも、面白くてすっかりハマっています。原作は久保ミツロウさんの漫画で、冴えない男性に急にモテ期が訪れるというストーリー。過去彼に恋愛トラウマを植えつけた女性とのエピソードが語られていく。
第2話は、舞台「ネジと紙幣」で共演した満島ひかりちゃんが可愛かった。フラワーカンパニーズの「深夜高速」が挿入されたのには感涙しました。毎回挿入歌が「今週のモテ曲」としてエンディングにクレジットされ、その選曲センスに脱帽。大根仁監督におめでとうの拍手。
主題歌のフジファブリックの「夜明けのBEAT」がまたいい。ボーカル志村氏の気だるそうな声。急逝が悔やまれます。さらに、大根仁監督、森山未來出演のこの曲のPV、最高。
ドラマの草食系な未來くんとは真逆で、夜の闇の中をひたすら走り、踊る、その疾走感、躍動感たるや。
第3話では、いよいよ新井浩文くんが登場。その存在感が、ドラマの枠にどう収まっていくのか、楽しみです。
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by kaioko | 2010-08-01 00:24 | 映画・演劇

湖のほとりで

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イタリア/2007年
原題:
「La ragazza del lago」
原作:
「見知らぬ男の視線」

北イタリアのとある小さな村の湖のほとりで、村の少女のアンナの死体が発見された。刑事のサンツィオは捜査のために村人を調べて回るのだが、その過程で村中の家庭がそれぞれ様々な問題を抱えていることがわかる。


「決して好転はしない現実とどう向き合っていくか」

殺人とは一見無縁そうな小さなイタリアの町。「殺人とは一見無縁そうな」、場所というのはないのかもしれない。「あの真面目で、いつも明るく挨拶してくれる人が」、実は殺人者であるように。
殺人者でなくても、人は見かけによらなかったり、人に言えない悩みを抱えていたりする。刑事のサンツィオは、事件を追っていくうちに様々な人間とその悩みを知ることになるが、自らも悩みを抱えている。町、家族、その閉じられた空間の中で、決して好転はしないと分かっている現実。家庭、恋愛、病。ある者は、それを抱えきれず暴発させ、ある者はそれを静かに受け入れ、ある者はかすかな光に希望を託すのかもしれない。
原作はノルウェイのカリン・フォッスムという作家の「見知らぬ男の視線」という作品らしい。原作でもはもっとサスペンス的要素が強いのだろうか。映画では、舞台もイタリアの小さな町に移り、湖とアンナの美しさがとても印象的に映った。2007年のイタリア映画祭で上映された「まなざしの長さをはかって」を思い出したけれど、この作品のほうが後味は良かったように思う。
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by kaioko | 2010-07-18 16:19 | 映画・演劇

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