ラ ドル知ヱ 美ータ。
富山近代美術館
日曜日、少しだが、富山の町を歩く。
富山市内は路面電車が走っていて、とても便利だ。
また、富山ミュージアムバスは、市内の主要な美術館等を無料で巡回している。
(日付印のある専用パンフレットが必要。)
時間がないので、とりあえず富山県立近代美術館へ。
1回来たことはあるのだけれど、とても好きな美術館なので、再訪するに至る。
現代美術の流れを抑えつつ、主要な画家の作品のうち、ちょっとひねりのきいた作品を収蔵している。
ピカソ。1900年の作品「闘牛場の入り口」。1973年に没したピカソの最若年の作品といえる。生涯に何点もの闘牛の絵を遺したピカソだが、これは題名どおり闘牛場の入り口を描いたもので、明るい色調に闘牛が始まる前の(或いは終わった後の)、高揚感を感じる。ピカソの作品の中で私がもっとも好きなものの一つ。
シュルレリズムの作品群も見逃せない。なんといっても、日本では収蔵作品が少ないポール・デルヴォー。「夜の電車」。椅子の足やカーペットのしわに至るまで、画面全体を覆う不安感。裸体の女性は美しいが、まるで入れ物のように感情がない。
ひきこまれて、しばらく絵の前から離れることができないほどの吸引力を持つ。
他にも、ルネ・マグリット、サルバトール・ダリもある。
ひねりのきいたコレクションとは、たとえば建築家で有名なル・コルビジェの版画。版画、詩画集などの作品が多い。シャガールの銅版画などは、銅版画という手法あってこそのシャガールだと思わせるほど、素晴らしい。逆に、ロートレックの油絵。カンディンスキーの日本的な版画やタピストリー。エルンストの版画。
版画といえば、ムンクも版画が1点。ムンクを収蔵している美術館も少なくて、あったとしても、1点のみの展示であることが多い。だけど、その1点がいつまでも心に残るほど印象深い。
ここの美術館は、椅子マニア必見!の椅子コレクションがある。常設もされているのだけど、来年企画展もするみたいだ。
実際に座ることのできる椅子もあるので、座ってみよう。そういえば、何年か前のセゾンカード(多分)のCMで中田英寿がたくさんある椅子の中から一つ選んで座るというCMがあった。
あのとき中田が選んでいたバルセロナチェアもある。黒の革張りの重厚さ、洗練されたフォルムの脚は繊細だけど、全体的にどっしり安定感がある。
なかなか雰囲気のある美術館でオススメです。
富山市内は路面電車が走っていて、とても便利だ。
また、富山ミュージアムバスは、市内の主要な美術館等を無料で巡回している。
(日付印のある専用パンフレットが必要。)
時間がないので、とりあえず富山県立近代美術館へ。
1回来たことはあるのだけれど、とても好きな美術館なので、再訪するに至る。
現代美術の流れを抑えつつ、主要な画家の作品のうち、ちょっとひねりのきいた作品を収蔵している。
ピカソ。1900年の作品「闘牛場の入り口」。1973年に没したピカソの最若年の作品といえる。生涯に何点もの闘牛の絵を遺したピカソだが、これは題名どおり闘牛場の入り口を描いたもので、明るい色調に闘牛が始まる前の(或いは終わった後の)、高揚感を感じる。ピカソの作品の中で私がもっとも好きなものの一つ。
シュルレリズムの作品群も見逃せない。なんといっても、日本では収蔵作品が少ないポール・デルヴォー。「夜の電車」。椅子の足やカーペットのしわに至るまで、画面全体を覆う不安感。裸体の女性は美しいが、まるで入れ物のように感情がない。
ひきこまれて、しばらく絵の前から離れることができないほどの吸引力を持つ。
他にも、ルネ・マグリット、サルバトール・ダリもある。
ひねりのきいたコレクションとは、たとえば建築家で有名なル・コルビジェの版画。版画、詩画集などの作品が多い。シャガールの銅版画などは、銅版画という手法あってこそのシャガールだと思わせるほど、素晴らしい。逆に、ロートレックの油絵。カンディンスキーの日本的な版画やタピストリー。エルンストの版画。
版画といえば、ムンクも版画が1点。ムンクを収蔵している美術館も少なくて、あったとしても、1点のみの展示であることが多い。だけど、その1点がいつまでも心に残るほど印象深い。
ここの美術館は、椅子マニア必見!の椅子コレクションがある。常設もされているのだけど、来年企画展もするみたいだ。
実際に座ることのできる椅子もあるので、座ってみよう。そういえば、何年か前のセゾンカード(多分)のCMで中田英寿がたくさんある椅子の中から一つ選んで座るというCMがあった。
あのとき中田が選んでいたバルセロナチェアもある。黒の革張りの重厚さ、洗練されたフォルムの脚は繊細だけど、全体的にどっしり安定感がある。
なかなか雰囲気のある美術館でオススメです。
by kaioko
| 2006-06-12 20:52
| アート・美術館
カテゴリ
全体レッチェ・マテーラ2012.1
トスカーナ2010・11
ウンブリア2008・11
シチリア2007・11
カンパーニャ2007・2
エミリア・ロマーニャ2005・11
日記・雑記
国内旅行
本
アート・美術館
カルチョ
映画・演劇
音楽・ライブ
未分類
タグ
ライブ(55)イタリア映画(38)
曽我部恵一(31)
フラワーカンパニーズ(24)
ナポリ(16)
まちあるき(14)
香川照之(14)
森山未來(12)
ラーメンズ(10)
グルメ(10)
ピサ(10)
ウンブリア(8)
ラヴェンナ(7)
シチリア(7)
韓国映画(5)
漫画(4)
シエナ(3)
その他イタリア(2)
ローマ(1)
フィレンツェ(1)
ライフログ
現在のイタリア語教材
最新の記事
いとうせいこう再考 |
at 2013-05-07 22:36 |
ウィーン紀行2 |
at 2012-11-13 07:35 |
ウィーン紀行 |
at 2012-11-13 06:47 |
東京スカイツリー |
at 2012-06-19 21:36 |
パワーストーン |
at 2012-03-22 21:47 |
定期入れ |
at 2012-03-12 21:22 |
渋谷2012.3 |
at 2012-03-04 10:16 |
銀座2012.3 |
at 2012-03-04 09:54 |
チョコレート2012.2 |
at 2012-03-04 09:41 |
レッチェ、マテーラ写真集 |
at 2012-02-07 23:45 |